音羽指圧針灸院 | 日記 | 肩こりマッサージ・指圧治療の極意(1)


2011/02/07
肩こりマッサージ・指圧治療の極意(1)


首や肩のこりの中でも、特に頚部の横がつまってくると訴える患者さんが最近多いように思います。そういった人々の身体を丹念に触診していくと、共通のパターンがあるのが分かります。それは例えば中背部の筋肉の緊張、骨盤周辺筋の硬さ、下肢外側のつっ張り、ふくらはぎの収縮や自覚症状としての眼の疲れ等です。

骨格の形状から見ると円背、いわゆる猫背とそれに伴う肩関節の前方転移(巻き肩)の状態になっている人が多いようです。 こう言った特徴は東洋医学の経絡の考え方で説明がつきますが、私は現在の生活習慣やストレス社会と大いに関係があると思っています。

まず、パソコンなどに長時間向かっていると、どうしても身体は前傾姿勢になりがちです。両腕も後ろに引く動作や、上に伸ばす動作が極端に減ってきます。するとどうなるでしょう。肩は前方に突き出され、背中は円くなってきます。そして前に言ったような骨格になってしまうのです。実は五十肩になるほとんどの人が、こういった骨格の持ち主なのです。

加えて現代人の宿命と言うべき精神的ストレスは、ストレートに首の筋肉に緊張を引き起こします。このように頚部の凝りと言うのは単にその部分だけの問題ではなく、心身全体のバランスの崩れの表れでもあるのです。それは心身が発するメッセージなのかも知れません。私は最初に、来られた患者さんの首の硬さ(横頚筋、特に胸鎖乳突筋)の筋緊張を調べますが、それによって言わばその人の<体の言い分>を聞いているのです。

それでは、こういった症状にどのように対処すればいいのでしょうか?次回にその治療の理念と戦略について述べて行きたいと思います。

                                                        鍼灸師・ 指圧師       稲田健治


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