音羽指圧針灸院 | 日記 | 肩こりマッサージ・指圧治療の極意(2)

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音羽指圧針灸院 の日記

肩こりマッサージ・指圧治療の極意(2)

2011.02.13

前回私は、首や肩のこりがどうして起きるのかについて述べました。
話しは変りますが、いまNHKの大河ドラマで戦国ものが取りあげられていますね。
徳川家康が豊臣家を滅亡に追い込んだ大坂夏の陣。当時、難攻不落と言われた大坂城は何故落城したのでしょうか。司馬遼太郎さんの小説『城塞』にも詳しく書かれていますが、そこには家康の壮大なる戦略が隠されていました。

家康は戦術家でなく、戦略家であったと言われています。その才能は、あの関ヶ原の合戦でも遺憾なく発揮されていますが、大阪城攻めはそんな家康の面目躍如といったところです。
大坂城が陥落する前年の冬の陣で両者はいったん停戦しましたが、家康はその後少しずつ何重にも張り巡らされた城の堀を埋め立てていきました。 丸裸になった城塞はもはや難攻不落でも何でもありません。翌年の夏の陣で、豊臣方きっての戦術家、真田幸村の思いがけない奇襲攻撃に苦しみながらも、あっさりと本丸は瓦解してしまったのです。

私がなぜこのような例を出したかというと、肩こり治療にもこのことが言えるからです。即ち、『いきなり本丸を攻めずに、外堀から埋めよ』という戦略です。 
あなたがもし肩こりを訴えて町のマッサージ店に行ったとしましょう。 あなたはベッドにうつ伏せに寝かされていきなり首を揉まれたり、肩を指圧されたりすることが多いと思います。 
短時間のマッサージだとそれで施術はお終いです。 するとどうなるでしょうか? 
直後は何かほぐれて楽になった様な気がしますが、翌日には元の木阿弥です。場合によっては前以上に凝ってきます。いわゆる揉みおこしと言われるものですが、これこそがいきなり本丸を攻めたことによるリバウンド現象、つまり身体からの反撃なのです。 

こういった肩こり治療を続けていると、いずれあなたはマッサージ店通いから抜け出せなくなり、あん摩マッサージ中毒に陥ってしまうでしょう。


指圧師・鍼灸師  稲田健治

肩こりマッサージ・指圧治療の極意(2)

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