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音羽指圧針灸院 の日記

肩こりマッサージ・指圧治療の極意(3)~タイ式マッサージからのヒント

2011.02.14

肩こり治療の極意は先ず外堀から埋めることだと言いましたが、人間の体に当てはめると下半身、つまり脚からの指圧マッサージということになります。私は以前1か月間、タイ・バンコクのワットポー・メディカルマッサージ・スクールでタイ式マッサージを学んだことがありますが、このマッサージ法も脚の方から筋肉を緩めていくと言うものでした。

タイ式マッサージでは、中国の経絡やインドのナディに相当するセンと言うものが考えられており、これを利用して治療していきます。いわゆる気や生体エネルギーの経路を調整していく訳ですね。このような考え方はアジアの伝承医学に共通するものであり、平衡、つまり全体的なバランスを保つという理念が根底にあります。

以前NHKでタイ式マッサージの治療効果を検証した番組がありました。それによると施術者が。被験者の脚のツボ押したり筋肉をストレッチをしていると、数分後には被験者のお腹まわりの温度が上がり、それはサーモグラフィーでも確認出来ました。この実験を担当した医師は、脚の筋肉への刺激によってお腹にある自律神経の束、太陽神経叢が活性化したのではないかと解説していました。

何故そのようになるかは、まだまだ分からない点が多いのですが、体表内臓反射という仮説はツボ療法の根拠となるものです。そして私はこの太陽神経叢の活性化が肩こり治療のヒントにもなるのでないかと思っています。シュルツの自律訓練法では、お腹のまわりが温かいとイメージするだけでも首肩の緊張が緩んできますが、お腹の冷えと肩こりは何か関係があるように思われます。

病が上にある時は下を治療し、病が片側にある時は反対側を治療する。これは東洋医学の考え方の一つですが,肩こり治療もこういった方法が有効なのです。


鍼灸師・指圧師 稲田健治



肩こりマッサージ・指圧治療の極意(3)~タイ式マッサージからのヒント

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