音羽指圧針灸院 | 日記 | 肩こりマッサージ・指圧治療の極意(4)~かっさ板(水牛の角)の効果

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音羽指圧針灸院 の日記

肩こりマッサージ・指圧治療の極意(4)~かっさ板(水牛の角)の効果

2011.06.06

以前、中国の広西チワン族自治区の南寧という町に滞在していた時、「gua sha 療法」(簡体字で表示出来ませんので、ピンイン表記で)と言うマッサージ治療を受けたことがあります。水牛の角を加工したへらのようなもので背中を擦るという方法でしたが、これは治療と同時に診断にもなるということでした。つまり均等の力で擦っても、悪い所は赤く浮き上がってくるのです。鏡で確認してみると背骨の両側にある肝と胃のツボが特に赤くなっていました。 確かに前日、脂っこい広東料理を食べ過ぎましたが・・・。 皮膚を擦って色々な症状が改善されることは経験的に知っていますし(小児鍼はこれを応用しています)、症状と関連するツボが赤く浮き上がる現象も,内臓体表反射で説明できるでしょう。しかし私が不思議に思ったのはどうして水牛の角を使うのかということです。

確かに中国の華南地方やベトナムへ行くと、水牛が当たり前のように風景に溶け込んでいますし、現地では身近な動物なのでしょう。またその角は砕いて漢方薬にも用いられるそうです。その効能は主に解毒作用だそうですが、そこからマッサージに転用されたのかも知れません。つまり、物質には固有の’氣’と言われる波動が有り、どのような形であれ、我々の体に作用するという漢方独特の考え方があるからです。

聞くところによると最近日本でも、この水牛の角を使ったマッサージがエステティック・サロン等で取り入れられているそうです。しかし少なくとも治療として行うのであれば、指圧マッサージ院や鍼灸院で施術されるべきでしょう。この治療法は私の治療院でも一部取り入れ行っていますが、その効果は鍼灸治療にも匹敵するものがあります。

こういったユニークなアジアの伝承療法も、私は肩こりの解消のみならず、様々な病気の改善に応用できると思っています。

  鍼灸師・指圧師 稲田健治

肩こりマッサージ・指圧治療の極意(4)~かっさ板(水牛の角)の効果

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